Data Types

データ型とは、値を格納するために使用される異なる変数の型です。

string型は文章だけを格納しますが、int型は小数点を持たない実数を格納します。

異なるデータ型は、異なった多様な使われ方をします。

Data Types

Data TypeDescription
actionAn action.
commandA void-returning function, whether it is user defined or engine-defined. This is used by the DelayCommand() and AssignCommand() functions.
constant定数(constant)とは値を変えることが出来ない数値で、通常は整数値です。

コードの中で直接数値を書くよりも解釈しやすくするために使われる"マジックナンバー"です。

effecteffect型はobjectに対する効果(エフェクト)を表す型です。(視覚的な効果と実際の能力に対する効果のどちらも含みます。)

スクリプト言語内で場所またはobjectに適用したいエフェクトを取得し、ApplyEffectAtLocation関数、ApplyEffectToObject関数で適用します。

eventevent型とはobjectに起こった出来事(イベント)を表すデータ型です。(例:(クリーチャーなどが)攻撃された、話しかけられた、(アイテムなどが)使用された、(ドアなどが)開けられた、etc')

スクリプト実行中にあるobjectにイベントが発生すると、そのobjectに用意されたイベント処理スクリプトが実行されます。

スクリプト記述の中でイベント発行関数(SignalEvent)を用いることで任意のobjectにイベントを発生させることが出来ます。

floatfloat型は32bit浮動小数値です。

-3.402823e38〜3.402823e38の範囲をとり、デフォルトは0.0です。

float型として値の初期化や設定をしたい場合には、必ず小数点を用いて少なくとも小数第一位まで書いてください。

float値を表す小文字のfはあっても無くてもコンパイラは認識します。(例:1.23でも1.23fでも可)

intint型は符号つき32bit整数値です。

小数値を持たない実数で、マイナス(負)の値を持つことができます。

-2,147,483,648〜2,147,483,647の範囲をとり、デフォルトは0です。

locationlocation型は以下の3つから構成される位置情報です。

・エリアのIDとなるobject型

・エリア内での位置を示すvector型

・向いている方向を示すfloat型

objectゲーム内にある特定の物体を示す整数値です。

基本的に実体のあるものを指すものです。(クリーチャー、アイテム、ドア、設置可能オブジェクト、etc')

stringstring型は不定長の文字列で、NULL文字で終端を表します。(好きな長さの文字を表わせる型で、必ず""(ダブルクウォーテーション)で括る、という意味です)

デフォルト値は空の文字列("")です。

+(プラス記号)を用いることで文字列同士を連結することが出来ます。

struct異なる変数をまとめ、1つの変数にした構造体。

関数で用いることによって多くの値を一度に返したい場合などに複雑さを軽減します。

talenttalent型は特技、技能または呪文を表すデータ型です。
vector3つのfloat値からなる構造体で、通常は位置や方向を示すベクトルとして定義されています。

vector型の構成要素を参照するためには、.(ピリオド)演算子を用います。

vector型のデフォルト値は、{ 0.0, 0.0, 0.0 } (x = 0.0、y = 0.0、z = 0.0)です。

void空の値を示すデータタイプです。

void型を返す関数は実際の値を何も返しません。

アクションキューに登録できる関数はvoid型の関数のみです。



JP team: marshall

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